2010年12月20日

松下幸之助が教える、部下に成果をあげてもらうための、たった1つのコツ

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松下電器グループを作り上げた松下幸之助。
様々な経営者からの尊敬を集め、神格化さえされている松下幸之助も、松下電器(現パナソニック)を何度も倒産の危機に直面させていることをご存知でしょうか。
 
1929年、政府の緊縮政策のため経済が大混乱するなか、労働争議で揺れていた日本で、松下電器産業(旧社名)も倒産の危機にさらされていました。

そんなとき、松下幸之助がとった驚くべきエピソードについて、ご紹介しましょう。
緊縮政策下、松下電器でも製品の売れ行きが急激に悪化し、倉庫には売れ残った製品が大量に残った状態になっていました。
しかも、会社は工場の大幅な建設を行った後で資金も不足。
おまけにこんなときに松下幸之助は体調を崩し、病床にあったのです。
ある日、経営を任せていた2人の幹部が松下幸之助のところに訪ねてきました。
2人は、
「会社が生き残る方法は人員削減を決断するしかない」
「今の従業員を半分にする」
と進言したのです。
ところが松下幸之助は、2人にこう指示しました。
「従業員は1人も減らしてはいけない」
「しかし、生産は半減する。工場は半日勤務とするが従業員には日給の全額を支給しなさい」
「その代わり、全員で在庫品の販売に努力すること」
安易に従業員をクビにすれば、これまで培ってきた従業員との信頼関係が失われてしまう。
それに比べたら、半日分の損失などたかが知れている。
松下幸之助の指示はただちに全従業員に伝えられ、いつ解雇されるかと不安な日々を置くっていた従業員たちは大喜び。
士気を高めた従業員たちは、一致団結して販売に努力、わずか2ヶ月ですべての在庫を売り尽してしまいました。
そして工場はまたフル稼動を再開。以前にも増して活況を呈するに至ったのです。
 
松下幸之助は後にこんな言葉を残しています。
 
「私は部下に大いに働いてもらうコツの一つは、部下が働こうとするのを、邪魔しないようにするということだと思います」
 
この言葉をそのまま実行に移したこのエピソードは、いまも松下電器の歴史として受け継がれているのです。
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