2010年12月29日

mixiの高い利用率を支えるウェブ上のコミュニケーションの志向性

mixideta.jpg政治や経済、そして芸能など、様々なニュースが駆け抜けた2010年。
皆さんにとっては、どのような印象の1年だったでしょうか?


ウェブ上のニュースという視点で見ると、「SNSがライフスタイルに深く関わりを持った1年」でした。

例えば2009年の後半では、知名度の高い企業が「twitter」を始めただけでニュースになりましたが、今では企業が「twitter」を運営するのは特に珍しくはなく、広報担当のつぶやきのみならず、様々なキャンペーンも毎日のように展開されています。
私たち消費者にとっても、これまで情報を受け取るだけの立場から、SNSを介して媒体や企業と相互に情報を発信する"メディア"としての地位を確立できるようになりました。
しかし、それとともに忘れたはならないSNSの要素として、「友人同士のコミュニティ形成」が挙げられると考えます。

今月オリコン・コミュニケーションズが発表した、10代から50代の男女100名を対象に実施した調査情報『SNSに関する実態調査』が行われました。
その結果から、「友人同士のコミュニティの形成」にSNSとの関連性を感じさせるデータを見て取ることができたのです。

今回の調査では、SNSの利用率は全体で60.8%、40代から50代でも約半数が利用しているという結果になりました。
中でも20代においては82.5%がSNSを利用していると回答するなど、文字通りSNSと切っても切れないライフスタイルを送っているようです。

具体的にどのようなSNSを利用しているかという質問では、国内最大手のSNSである「mixi」がやはり強く、複数回答の調査で全体の73.7%が利用していると答えています(冒頭のグラフ)。
そして、全体の48.4%で次に続く「twitter」も、一般に知られるようになってからの期間を考えると驚きに値する利用率と言えます。
さらに上記の2大SNSの利用目的において、「ユーザーの意識に方向性の違い=使い分けの傾向がある」というデータも集計されています。

最も利用率の高いSNSである「mixi」では"SNSを利用する目的"という質問に対し「友人・知人とのコミュニケーション(62.7%)」「空いた時間を埋める(44.2%)」「同じ趣味・趣向を持つ人とのコミュニケーション(39.3%)」と、友人、知人とのコミュニケーション目的の傾向が高くなっています。

一方、「twitter」では「趣味などに関する情報収集(41.5%)」「空いた時間を埋める(37.1%)」「同じ趣味・趣向を持つ人とのコミュニケーション(31.6%)」と、情報収集目的であると答えている人が最も多く見受けられました。

SNSの利用方法は定型的ではありませんが、「mixi」は自分が思うこと、感じることを文字情報としてアーカイブ化するために利用し、「twitter」では時間とともに流れる言葉をリアルタイムに追い、価値のある情報を拾い上げるネットワークを友人との間に構築するツールのようです。

ちなみに利用率3位の「GREE」と4位の「モバゲータウン」では「空いた時間を埋める」が最も多く、5位の「Facebook」の2番目に多い回答に「海外の友人とのコミュニケーション」が入っていてるのは興味深いですね。

今回の調査で「SNSで友人を身近に感じるか」という質問に対して、全体の61.8%が「身近に感じる」と答えています。
さらに、10代から30代の女性に限れば7割以上が「身近に感じる」と答え、「mixi」は"新年の挨拶の手段"でも「メール」「年賀状」に続き、3位にランクインするほどです。

調査結果を見てみると、日本で爆発的に普及した「mixi」が、その後も新しいSNSがリリースされている今も、高い利用率を維持しているのにはうなずけますね。

このエントリーをはてなブックマークに追加

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://nexus-news.net/mt/mt-tb.cgi/19