2010年12月18日

新書「生き残るメディア 死ぬメディア 出版・映像ビジネスのゆくえ」発売

media.jpgのサムネール画像ASCII.jpで展開中の連載企画「メディア維新を行く」などを新書にまとめた「生き残るメディア 死ぬメディア 出版・映像ビジネスのゆくえ」の発売になりました。

著者はまつもとあつし(松本淳)氏。
ネットコミュニティやデジタルコンテンツのビジネス展開を研究しながら、取材・コラム執筆、映像コンテンツのプロデュースとその支援活動を行っている方です。

本記事では、まつもと氏の連載企画の概要と著作を通じて伝えたかったことをまとめました。

連載企画「メディア維新を行く」は、クリス・アンダーソン氏の『FREE』が邦訳されて話題になっていた2010年初頭にスタートしました。
連載の序盤では、電子書籍の登場に揺れる出版業界の現状と電子書籍ビジネスのあり方についての記事が掲載されています。
出版業界の最前線を取材しつづけてきた「文化通信」編集長の星野渉氏へのインタビューや国際ブックフェアでの電子書籍・印刷業界の現状などは興味深い内容となっています。

 

連載第11回以降はアニメ業界にも焦点を当て、現在のアニメの消費のされ方、またフィギュアを中心としたビジネスを展開してきた㈱グッドスマイルカンパニーが描く新型アニメビジネスについて同社社長の安藝氏にインタビューを行っています。

 

まつもと氏によれば、丹精こめて作り上げたコンテンツもネットに乗れば限りなく価格がゼロに近づき利益を上げられない状況になりつつあり、「フリー=絶対的な流れなのか?」という疑問から、取材を続けてきたそうです。
その過程で明らかとなった問題が「フリーミアムと現状のコンテンツ業界のビジネスモデルの相違」でした。

 

新書では連載企画でも特に重要と思われる回に加筆修正し、まとめました。
メディア転換期のいま、新しい製作・流通体制に取り組む先駆者や識者たちにそのメカニズムを聞き、ビジネスモデルの問題を抱えているコンテンツ業界が今後行き抜くためにとるべき道筋を示しています。

 

「電子書籍や動画配信って本当に儲かるのか?」
「デジタル化とブロードバンド化によって大きな変化の波にさらされているコンテンツ業界が進むべき道とは?」
いち早く"次のモデル"を考案・試行する人々の生の声と、筆者の論考が組み合わさった本書は、コンテンツ業界の未来を担う方々にご一読いただきたい1冊です。


●まつもとあつしの「メディア維新を行く」
http://ascii.jp/elem/000/000/518/518975/

 

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