2010年12月21日

「まんがの神様」手塚治虫の思想

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手塚治虫の作品には、『鉄腕アトム』『ブラックジャック』『火の鳥』など絶大な人気と影響力を持つ作品が数多く存在します。

手塚治虫が「まんがの神様」と言われるにいたった、いくつかのエピソードを紹介しましょう。



手塚治虫の作品は「丸」を基本としていることを知っていましたか?
人物の顔や風景など、よくみてみると円を基本に書かれているものが多く存在します。
そのため、手塚治虫はフリーハンドでかなり正確な円を描けたそうです。
 
漫画を生み出す際に最も苦しむのがアイデアでしょう。。
ですが手塚は、晩年に「円が思うように描けなくなった」と筆力の衰えを嘆きはしますが、アイデアについては「あと40年ぐらい書きますよ。アイデアだけは、バーゲンセールしてもいいくらいあるんだ」と語っています。
アイデアあふれる漫画家という職業人でさえ苦しむアイデア。それを泉が湧き出るように生み出すことのできる手塚の秘密は、いったい何なのでしょうか?

答えは、彼の「どんなことにも挑戦する」という貪欲さにありました。
 
手塚治虫が戦中戦後にかけて医者の勉強をしていたのは有名な話です。
 
「漫画家なのに、医者の勉強?」と思うかもしれません。
お察しのとおり、そこで学んだ知識を元に生まれたのが、あの『ブラックジャック』です。
 
後に名作と言われるこの作品は、手塚の飽くなき挑戦の結果、生み出されました。
職業や既成概念に捉われず、新しいことに挑戦することの重要性を、手塚は強く意識していたのでしょう。
君たち、漫画から漫画の勉強するのはやめなさい。
一流の映画をみろ、一流の音楽を聞け、一流の芝居を見ろ、一流の本を読め。
そして、それから自分の世界を作れ。
手塚治虫がよく言っていていた言葉です。
名作『ブラックジャック』が生んだ思想が、ここに凝縮されています。
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