2010年12月26日

実験のお誘いです――坂本龍一×ソーシャル×音楽の新プロジェクト

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実験のお誘いです――。

ミュージシャンの坂本龍一さんがこのほど、TwitterやUstreamなどソーシャルメディアを活用し、ネットユーザーを巻き込んで自身のコンサートを盛り上げていくプロジェクト「skmtSocial project」をスタートさせました。


●公式サイト
http://skmtsocial.com/0900/1225ust.html

本プロジェクトの企画第1弾は、2011年1月9日に韓国で開催するソロコンサート「Playing the Piano」を、Ustreamと携帯電話サイト「mu-mo」のライブ配信。
さらに、このコンサートの生中継を映画館などで見る「パブリックビューイングイベント」の実施をファンに提案し、ボランティアで協力してくれる人を公式サイトで募集し始めました。
舞台裏の様子やパブリックビューイングの準備状況などは、UstreamやTwitterのハッシュタグ「#skmts」やメーリングリストを通じて随時公開していき、「公演終了後の撤収完了時まで、あらゆる情報をすべてのネットユーザーと共有し、ともに公演を盛り上げていく」計画となっています。
また、韓国公演の音源は、コンサート終了後すぐにiTunesで配信する予定です。
 
坂本さんは2010年11月18日にスタートした、大貫妙子さんとの国内ライブツアー「UTAU TOUR 2010」で、スマートフォンを使ったライブ映像を配信するなど、音楽の新しい提供方法に挑戦をしています。
同コンサートは、ステージに私物の「GALAXY S」を置き、Android用Ustreamアプリ「Ustream Broadcaster」で配信。
アプリは最大1500人が同時に利用したため公演中何度も落ちましたが、ツアースタッフが再起動しアンコールまで配信し続けることに成功しました。
 
本プロジェクトに関して、「これまでのライブ配信は、パソコンの前でみなさんが受け手として観るもの」でしたが、韓国公演は「世界中の皆さんで勝手にパブリックビューイングを組織して観てほしい。今まではネット上で完結していたソーシャルネットワークを、現実の場で組織していったらおもしろいんじゃないかな? という実験のお誘い」と坂本さんはコメント寄せています。
 
CDがますます売れなくなってきた音楽業界。
近年では楽曲をiTunesなどで曲ごとに購入できるようにしたり、楽曲を無料で配信してライブで儲けたりする、といったビジネスが行われています。
しかし、坂本さんのユーザーを巻き込んだライブ配信などが盛んになれば、これまでとは異なるビジネススタイルの確立が求められるかもしれません。
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