2010年12月27日

あらゆる時代で慕われた西郷隆盛の人間性とは?

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西郷隆盛は、幕末・維新の英雄といわれています。
現代はもちろん、西郷が生きた幕末や明治といった時代でも、彼は人気者でした。
 
西郷は、どうしてここまで愛される存在になったのでしょうか。
どうやら西郷の魅力は「明治維新の立役者」という革命家としての顔とともに、彼の人間性にその理由がありそうです。

西郷の人間的な魅力を思わせるエピソードを、ご紹介しましょう。
西郷は、食事の味付けには触れることなく、おいしくない料理が出てきても、つくった人を責めることはありませんでした。
ある朝、西郷は出された朝食を食べ、外に出かけていきました。
後から起きてきた弟が同じ朝食を食べると、味噌汁はだし汁ばかりで味気なく、弟は思わず料理をつくった者を責めてしまったのです。
 
「あれ、これはすみません。今朝はだんなさんが早くお出かけで、暗くて,ついお味噌を入れるのを忘れてしまいました。」
「兄さんはどうしてた。」
「はい、だんな様はこれはうまいとおっしゃって二杯も召し上がりました。」
(「大西郷の逸話」 西田実より)
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もうひとつ,西郷の大胆さを伝えるエピソードを紹介しましょう。
 
維新後のある日、会議に出席するはずの西郷がいつまでたっても現れませんでした。
そこで木戸孝允が遣いを出して「すぐ出席を」と催促したのです。
 
その時西郷は自宅で素っ裸で、巨体に筆をとって一所懸命に字を書いていました。
遣いが「お早くどうぞ」と促すと、
 
「いま、着物がない。あの縁側の先に干した浴衣が乾くまで待ってもらいたい」
と答えたのです。
  
遣いから西郷の返事を聞いた木戸は、仕方なく自分の着物を持たせました。
しばらくして、木戸の服を着た西郷がやって来ました。
皆が西郷の遅刻を責めましたが、当の西郷は、
「木戸さんの着物はこれ、こんなに短い」
 
と、大きな体をゆり動かし笑みを浮かべながら答えたといいます。
そして、とうとう着物を木戸に返さず、いつもその短い着物を着用したのです。
(「大西郷の逸話」 西田実より)

こんなことも許されてしまうのは、西郷隆盛の人柄だからこそでしょう。
こうした人柄が時代を超えて愛され、西郷の人気を支えているのです。
 
あなたがもしだれかの上に立っているのなら、西郷から何か1つでも学びとってはいかがでしょうか。
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