2011年1月 5日

初音ミクと会話ができる?!――名工大発の技術「MMDAgent」

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画面に話しかけると、3Dの初音ミクが答えたり踊ったりする──そんな夢を実現する名古屋工業大学国際音声技術研究所の技術「MMDAgent」のα版が昨年の12月25日に公開されました。
 
公開となった内容は、オープンソースとWindows版バイナリパッケージ。
これによってユーザーは自由に対話システムを構築し、さらなる拡張を行うことも可能になりました。
 
今回は、いよいよ人間とコンピュータとの会話を実現を可能にするかも知れないこの技術について紹介します。
この技術を開発したのは、名古屋工業大学国際音声技術研究所(代表/徳田恵一教授)。
「MMDAgent」はこの内部で開発されたもので、音声合成ツールや音声認識エンジン、3D技術を用いて、音声による指示にキャラクターがモーションと音声付きで応答する「音声インタラクションシステム構築ツールキット」です。
 
初公開は「CEATEC Japan 2010」(10月5日)。
それに先立ち、9月21日夕方にニコニコ動画で展示内容ムービーを公開したところ、一夜で再生数2万回を超える人気作品となりました。
 
名古屋工業大学といえば、楽譜を入力するだけで自然な歌声で歌い上げる歌声合成技術「Sinsy」が2009年末にニコニコ動画で発表されて話題となったばかりです。
MMDAgentには、Sinsyと共通する技術基盤が使われています。
 
3D描画技術は、初音ミクなどの仮想キャラクターを自在に動かす3Dモデリング・モーションツールとして幅広く活用されている「MikuMikuDance(MMD)」と高い互換性を持ち、モデルおよびモーションデータのインポートが可能です。
 
MMDAgentのKinect対応については、「MMDAgentはオープンソースですので、むしろユーザーの方々が自由に拡張し、思いもよらない面白いものをつくってくれることを期待しています」と徳田教授は説明しました。
 
近年、様々な技術共有がなされており、プロとアマチュアの境界が曖昧になってきています。
ですが、それにより新しい発想や可能性・ビジネスが生まれているのではないでしょうか。
新しい市場を開拓していくためにも、2011年も常にこうした革新的な技術には注目です。
 
●「MMDAgent」公式サイト


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