2011年4月12日

車離れに対するオートバックスの打ち手とは?

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現代の若者の車離れは、ディーラーやカー用品業界に大打撃を与えています。
むかしは車の免許を取るのが当たり前、自分の車を持っているのが当たり前だったのに、最近の若い人はあまり車に興味を持たず、免許を取ることにすらこだわっていません。
実際、免許を取る数も年々減っているわけですから、どう考えても市場は縮小してしまいます。

そんな消費者のライフスタイルが変化し、業界全体の売り上げが落ち込むなか、オートバックスセブンCEO、住野公一さんは新しい転換を決断しました。
オートバックスセブンは、カー用品専門店からトータルカーライフショップへの転換を図ったのです。
いままで、オートバックスセブンのライバルは「イエローハット」などの同業他社でした。
しかし、これからは「ディーラーや中古車販売店がライバル」だと言います。
格闘技で言うと「ボクシング」というルールのなかで戦ってきた者どうしが、「プライド」といういわば何でもありの新しいルールで戦わなくてはいけなくなったのです。

いままでのルールでは勝ち残れないと判断した住野さんは、大きな一歩として自動車学校2校を買収しました。
「カー用品店が自動車学校を買収?」と思ってしまいますが、これはとても合理的な考え方なのです。
いままでは、すでに車を買った人をお客様としていました。
しかし、これからはその前の段階で顧客を獲得してしまうことができるのです。
免許証を取った人にオイル交換の引換券などを渡し、店に来てもらうなどさまざまな戦略を考えることができるでしょう。
住野さんは20年後くらいを視野にいれ戦略を練っているそうです。「どの土俵で戦うか」をしっかりと考えているのです。

さて、あなたは10年~20年後はどこで戦っていますか?
経営者のなかにも、数ヶ月後しか見ていない方がいます。
会社の長期的な展望を考えるのが、経営者の仕事です。それは経営者にしかできない仕事なのです。
10年後にはどの土俵で戦っているか? ライバルにはどんな企業があるか?
この機会にじっくり検討し、考え直してみてください。
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