2011年4月 6日

温泉旅館を大繁盛させた、たった1つの工夫

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日本人が大好きな温泉。なかでも名湯と呼ばれる湯に入り、その後はおいしい料理とお酒をいただいて、のんびり過ごしたい――という欲求は、日本人の誰もが抱いている幸せかもしれません。
しかし、いまはどの旅館も閑古鳥が鳴いている状態です。昔は温泉街として有名だった場所も人がほとんどおらず、殺伐としているところも少なくありません。
その原因の一つとして、「休みは家族で温泉旅館に行く」という習慣が現代人の中から少しずつ薄れていることがあるのではないでしょうか。
実際に全盛期と比べ旅館に泊まる人が大きく減っています。それと同時に、つぶれてしまう旅館も多いのが実態です。

そんな右肩下がりのなか、新しい発想とニーズで温泉旅館を大繁盛させた「万葉倶楽部」を紹介します。
万葉倶楽部の高橋社長ほど、現代人のニーズを理解しようと努力している人はいません。
そんな高橋社長なら山奥の温泉地で開業しても上手に経営し成功されるでしょう。しかし、高橋社長は、さらにその上をいく驚くべき発想で事業を行っています。

それは、都会にタンクローリーで名湯を運び温泉施設を運営するというビジネスモデルです。
都会にいながら地方の名湯のお風呂につかることができるサービスを提供しているのです。

都会で湧き出したものではないにしても、同じ「名湯」に浸かるという点では超一流の風呂といってもいいでしょう。
さらに驚くことに、本格的な会席料理からファストフードまで好きなものを選べ、宿泊も自由で、泊まっても支払いの総額はビジネスホテルより安いのです。

立地から見ると、おそらくメインターゲットは、「温泉に入りたくても時間と費用の面でなかなか足を伸ばせないファミリー層」だったかもしれません。
しかし、いまはそれをしのぐ勢いで出張客が急増しているそうです。都内に出張にきたサラリーマンたちがビジネスホテルを選ばずにこの万葉倶楽部を選ぶのです。

高橋社長は何も難しいことをしたわけではありません。いまあるものにひとひねり加えただけなのです。
少々の不便があっても魅力を感じるものがあれば、お客さんは寄って来るものだと高橋社長は言っています。

あなたが持っているビジネスでもうまくいっていないことがあれば、何が足りないのかを考えてみてください。
品質を高く保ったうえで「お客さんがいるところへこちらから出向く」ようにすれば繁盛するかもしれません。
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