2011年6月15日

LinkedInが持つ、ソーシャルリクルーティング5つの特徴

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19日、ビジネス向けSNSの米企業LinkedIn が、ニューヨーク証券取引所に上場を果たしました。
インターネット企業では、Google(2004年8月)以来の大型IPOとして、また、米大手ソーシャルメディア企業初の株式公開として、投資家からは大きな注目を集めています。

LinkedInは、世界で1億人以上が登録するビジネス向けのSNSです。
2011年1月時点で「2010 Fortune 500」にランクされている企業の経営幹部の1人以上がLinkedInに登録しており、LinkedIn上に「企業ページ」を持つ企業は200万社を超えています。

先日、年内に日本語版を提供すると発表しましたが、今回はLinkedInの持つ5つの特徴についてご紹介します。

1.プロフェッショナルをつなぐネットワーキングサービス

LinkedInとは、ビジネスに特化したSNS=「プロフェッショナルネットワーク」と呼ばれていて、「ビジネス上でのつながり」を通じてコミュニケーションをとるためのプラットフォームです。
Facebookと大きく違う点は、Facebookが家族、親戚、友だちといった非常に濃いつながりである一方、LinkedInは非常に交流範囲が広いことです。
Facebookが知り合いベースで交流関係を広げていくのに対し、LinkedInは「名刺交換レベルのつながり」で交流していきます。
また、FacebookとLinkedInのサービスには利用ユーザーの年齢層に大きな違いがあります。
LinkedInは、0歳から 24歳までのユーザーが圧倒的に少ないですが、それ以外のユーザー数ではFacebokを抜いていています。


2.ハンティング会社の採用ツール

海外では、LinkedInを使った様々な採用手法があります。
LinkedInはビジネス上でのつながりを持つことが出来るSNSのため、ユーザーはLinkedInでつながっている数をネットワーク数として公開することができます。
このネットワーク数というのは名刺交換の数=「人脈の数」と思われることが多いのです。
そして、このネットワーク数の量や実際につながっている人材の質をチェックし、ハンティング材料として使ったりするのです。
こうした高い質を持つ人は、即戦力を求める中途採用という時にネットワークというものは非常に重要な判断材料となります。
それが可視化され、どういう構成を持っているのかは採用において役立つものになりますね。


3.Facebookに勝るニュースやグループ機能

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LinkedInというのは、日本では転職をはじめジョブハンティングに使われるSNSという認識が非常に強くあります。
しかし、そもそもソーシャルメディアで採用活動をするメリットは、「潜在顧客へのアプローチ」というのが非常に大きな要素です。
つまり、ジョブハンティング以外にもここに集まってくる要因があり、そのひとつがニュース機能「LinkedIn Today」です。
これは、自分の友人が見ていたり、趣味や経歴等の近い人間が登録しているニュースが順番に出てくるというもの。
まさにソーシャルリーディング機能の最適版といえすね。

そしてもうひとつ、グループ機能があります。
例えば開発関連のグループでは、それぞれの開発担当者が自分の書いたコードを見せて解説し合ったりしています。
グループ機能はこうした普段のビジネス的な商談や相談にも利用されているですが、そこにハンティング会社がグループの会話をチェックし、メッセージを送ったりといったこともできるのです。

これら2つの機能は、Facebookが持っていないビジネスマンに最適なプラットフォームサービスといえますね。


4.ネット上に非常に細かい履歴書を保持

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LinkedInでは所属していた業界や職歴等をはじめ、非常にくわしい情報を入力します。
いつどんな仕事をしてきてたか等、紙で書いている履歴書と何ら変わらないのですが、リンクに飛べたり、添付機能があったりするため使い勝手はとてもよいものです。
ゆえに、LinkedInを介した就職活動や仕事の受注などといったことが、アメリカではふつうに行われているという現状があります。
LinkedInの情報をもとにハンティングのメールが来たり、逆に自身につながっておくべき人がレコメンドされたり、所属業界の情報が手に入りやすくなるのです。


5.企業検索、エントリーが容易

今までリクナビでのエントリーは仮エントリー的なもので、改めてエントリーシートを投稿したりする必要がありました。
しかし、LinkedInでは、もともと細かいプロフィール情報を入力し、それが履歴書として使われるため、1クリックで企業にエントリーすることが可能です。
また、その人のネットワーク人数や日々のコメント等を見ることで素性がさらに見えやすくなり、採用側も判断材料が増えるメリットもあります。


LinkedIn、Facebook、Twitterなど、個人情報が積極的に個人で発信できるできるようになり、企業や組織に縛られないビジネスが盛んになっています。
LinkedIn日本版のスタートによって、就職活動にどのような変化が訪れるのか、楽しみですね。

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