2011年6月14日

マネすることをやめたマーケティング方法

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セイコーマートをご存知でしょうか?
札幌市に本社を置くコンビニチェーンですが、首都圏を含めて1,000店舗近く展開しています。

といっても大手コンビニチェーンとは少し違い、食品スーパーに近い業態を目指しています。
過疎地においてスーパーの代替機能を果たそうとしています。

そんなセイコーマートはコンビニ業界では珍しいポイントカードを導入しています。
ふだんコンビニばかり活用している人にとってはありがたいポイント制度ですが、それを唯一成功させた同社のマーケティング方法についてお話します。
コンビニを利用したことがある人はわかると思いますが、値段はスーパーに比べて高いです。
ほとんどの商品が定価で販売しており、値引きはほとんどしません。
コンビニは高い利益率を確保できるのが経営側にとって魅力でしたので、わざわざポイントを与えて景品と交換したり、値引きに利用したりといったサービスは基本的にはしないのが業界の常識でした。

しかし、セイコーマートはその常識を覆し、新しいサービスをいち早く導入し成功させました。
そのマーケティングスタイルは「伝統や習慣にあぐらをかくことなく攻めの経営のアクセルを踏み込む」というもの。他のライバル会社がやっているようなことはマネしません。

逆に、誰もやらないようなことを進んでやるのです。
だれでも「○○の方法でうまくいった」という話を聞くとすぐにそれをマネしようとしますよね。

この考え方がオンリーワンにもナンバーワンにもなれない大きな理由なのです。
つい、うまくいっているやり方をマネしたくなる気持ちはわかります。

なぜそれほどまでにマネすることがいけないかというと、マネをしてある程度うまくいくようになってくると、その成功体験にしがみついてしまうのです。
もちろんマネしただけなのでオリジナルティーはまったくありません。すぐに飽きられてしまうのは目に見えています。

しかし、それがなかなかできずズルズルと進んでしまい、気がついたら経営自体がうまくいかなくなっていた――という結果になるのです。

セイコーマートはライバル会社が何をしているかは気にしません。
お客様だけを見つめているのです。
お客様に関心を持つことでセイコーマートは新しいコンビニを作っているのです。

成功体験の中で生かすべきものと捨てるべきものを分けましょう。
あなたの会社独自の良さが出たものはDNAとして生かしていけばよいのです。
人が何をやっているのかばかりが気になり、それらをマネしようとするする考えはすぐに捨てるようにしてください。
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