2011年7月10日

吉本興業が作った水族館から学ぶマーケティングの本質

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「よしもとおもしろ水族館」という娯楽施設を知っていますか?

お笑いで有名な吉本興業株式会社がプロデュースした水族館です。
一見、まったく関係のない企業が関係のないビジネスをやっているように見えますが、アイディアを立案したらその実現のために行動計画を作り、実践していくという経営方針はとても参考になります。

そんなマーケティングについてお話します。
吉本興業ではもともと社内でのプロジェクト会議は独演会となります。
とにかく一人が思いついた言葉などを羅列し、パソコンソフトを駆使して相互に組み合わせたり、何度も編集をします。
それによって最初はバラバラだったアイディアが、次第に全体計画として整理されるといった方法を使っています。

「おもしろ水族館」もそのノウハウを使い生み出された新しいアイディアなのです。
「こんなことはよく聞くし、別に新しいことではない」とおっしゃるかもしれませんが、これが実際にできている会社は多くありません。

戦略だと思ってやっていたのが実は戦略になっていなかったり、行動計画がアバウト過ぎたり、計画通りに人が動いていなかったりなどがほとんどの原因です。

その他にうまくいかない大きな原因がアイデア→ 具体化→実現という流れを着々と進めていくうえで
「顧客志向」ができていないことです。そのためいつもうまくいかないという企業は独りよがりなアイディアで終わってしまっていないでしょうか?

うまくいかせるためには「こうしたらおもしろい、人は喜ぶ」という方向性をつねに保ちながらアイデアを出さなくてはいけないのです。
ふつうの人はつい「どうしたら自分が儲かるか。失敗しないか」などと矢印が自分に向きがちになります。つまり、アイデアを生み出す根本の土台が間違っているわけです。

最初に紹介した水族館ならば、最後に水族館を出るとき「おもしろかったー。また来たいなぁ」と思われたいですよね。
そのためには、各コーナーごとに感動が無いといけませんので、お客さんが近づいてから離れるまでの心理を「顧客志向」を考えながら仕掛けを考えていくわけです。

吉本興業ではお客さんが水族館に入ってから出るまでに、どんな感動を与えるかを検討し、全体を行程表にしっかりとまとめています。そのうえで実物を作っていくので成功確率がかなり高くなって当たり前というわけです。

じつは、私たちが普段行っているさまざまなマーケティング方法すべてにおいてこれとまったく同じ作業をやらなければなりません。
事前に、どのようなマーケティングプロセスを踏むのか、どんなツールを作り、イベントを仕掛けるかなどについて設計書を作ることが大事なのです。

あなたの会社はアイデアを出しっぱなしにしていませんか?
なかなか結果が出ずに成功しないという企業はそれらをきちんとまとめて、「これならうまくいく」と確信できるまで計画を高めることが必要かもしれません。
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