2011年7月14日

「してあげないサービス」をしてあげる

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ボランティアでない限りサービスを受けるには金がかかります。この方程式を理解していないと、とんでもないことになります。とくに日本人はこの方程式の認識に甘えを持ったまま成長してきました。

高いサービスを要求しながらできるだけお金は払いたくない。多くの人がそう思っている世の中ですが、逆転の発想で「してあげないサービス」というマーケティング方法があります。

今回はそんな「してあげないサービス」についてお話します。
もうすぐ夏休み。家族旅行を計画する機会も増えてくる季節です。ですが、旅館やホテルに一泊するのには1万円前後のお金がかかります。一泊するだけで1万円も払わなくはいけないなんて高いと感じたことはありませんか?

一泊3,000円で泊めてくれるなら布団とトイレとお風呂さえ清潔であればあとはどうだっていい。食事は外で食べるし、豪華な装飾もいらない。歯磨きセットもいらないし、お風呂のタオルもいらない。
ふとんも自分でたたむし、部屋の掃除をしても構わない。とにかく、文句はいわない。だから安くしてくれ。

こんなふうに考える人は少なくないのではないでしょうか。ですが、なかなかそうはいかないものです。
そこで、「してあげないサービス」というマーケティング方法が登場しました。いままで「当然」と思っていたサービスを一切しないという考え方です。

とても勇気がいる試みですが理解してくれるお客さんだけ相手にする。文句をいう客は従来の割高なサービスを利用すればいい。こちらからお客さんを選ぶ「してあげないサービス」が増えているのです。
たとえば、セルフ式のガソリンスタンド、セルフ式の食堂、セルフ式の旅館、通販や、コピー印刷などさまざまな業種で広まっています。

最初、セルフ式のガソリンスタンドなんて大丈夫だろうか?
事故やケガなどいろいろと問題が出そうだけど......

そう心配されていましたが、いまはそれが当たり前になっています。
自分でやる、責任も取る、何もしてくれなくてもいい、そのかわり安くしてほしい。
こんなニーズが広まっているのです。

あなたの会社では過剰なサービスをしていませんか?
「してあげないサービス」という逆転の発想を取り入れることでで新しい可能性が見えてくるかもしれません。
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