2011年7月31日

メモを一切取らないアイデアマンの秘密

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もしかしたら一度は聞いたことがあるかもしれませんが、ユーメイトが発売した歩数計「日本一周歩数計の旅」。続けるのがむずかしいウォーキングも液晶画面上で日本一周旅行を疑似体験できる機能で楽しくできると中高年層に好評と大ヒットをした商品です。

このヒット商品を生み出したユーメイトの林英樹さんですが、彼は日ごろからメモを一切取らないそうです。
なぜなら記録していなければ思い出せないような発想なら「結局は役に立たない」という理由だからだそうです。

それはいったいどんな考え方なのでしょうか? 
ビジネスマンとしてのあるべき行動の1つに、「まめにメモをとれ」というものがあります。
あなたも一度は言われたことがあるのではないでしょうか?
メモをとっていれば忘れても大丈夫ですし、傍目にもまじめそうに見えて好感触だからです。

世の中を飛び交っている情報のほとんどは中途半端なもの。そんなものは使えないのでメモをとっておく必要はない。逆に「これは!」と思うほどの情報は必ず記憶に残る、というのが林さんの考え方だそうです。

彼はセオリーとは逆の考え方でメモは取らないという姿勢で仕事をしてきました。ヒット商品を続々と生み出している人の中には「メモ魔」と呼ばれるほど書く習慣をつけている人もいますので、これはあくまでも「林英樹流」と考えてよいかもしれませんが、彼はこの考え方でヒット商品を生み出しました。

ここで勘違いしていただきたくないのはメモを取らなければ彼と同じように成功ができる、というわけではないということです。
彼は毎日毎日、玩具のことばかりを考えて生きています。彼の頭の中には玩具に関する成功や失敗がたくさん詰まっており、それらを土台としたうえで新情報を求めているのです。

「メモを取っているかか? 取っていないか?」はどうでもよいことなのです。
彼が本当に言いたいことは「あなたは中途半端な商品を提供してはいませんか?」です。

本気で喜んでもらおうと思っているなら、中途半端な商品は作るはずありません。自分が心から「すごい」と感動できるレベルに仕上げなければ作る意味がないのです。

周りの評価や体裁ばかり気にするのでなく、商品の完成度を高めるために集中しなさい、というのが彼が一番言いたかったことなのです。
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