2011年9月 1日

2011年上半期、電子書籍はITビジネス書&過去ヒット本

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今回は、数ある電子書店の中から、紙の書籍の販売で実績を持つ紀伊国屋書店の電子書店「紀伊国屋書店BookWebPlus」と、出版社問わず幅広いジャンルを取り揃えている「honto」から、2011年上半期に売れた電子書籍をご紹介します。


まず、「紀伊国屋書店BookWebPlus」は、2010年12月からパソコン向けに1100タイトルの配信をスタート。

2011年5月からはスマートフォンやタブレット端末なども対象に拡大し、現在5000タイトルを提供しています。

また、「紀伊国屋書店Kinoppy」というiOS・Andoroidアプリの配布もスタートし、現在もタイトルを徐々に増やしています。


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一方、「honto」は総合印刷会社、大日本印刷が2001年より直営で展開するPC、iPhone向け電子書籍販売サイト「ウェブの書斎」を全面リニューアルした電子書店です。

2010年11月25日のリニューアル時点で、コンテンツは約3万点(同年7月時点で約1万5000点)。

さらに、オンライン書店「bk1」との相互連携や検索機能の強化など、新機能を大幅に追加し徐々に規模を拡大してきています。


それでは、「紀伊国屋書店BookWebPlus」のランキングを見ていきましょう。

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こちらはまず、「ハッピーバースデー」や「蹴りたい背中」といった、過去のヒット作品がランキングの上位に入ります。

注目点としては、IT関連書・ITビジネス関連書がランクインしていることです。

「スティーブ・ジョブズvsビル・ゲイツ二大カリスマCEOの仕事力」、「アップル、グーグル、マイクロソフト―クラウド、携帯端末戦争のゆくえ」などは、紙で発売されてから1年と比較的新しく、電子書籍を選ぶ人のITメディアへの関心の高さが伺えます。


次は、「honto」のランキングを見ていきましょう。

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「プリンセス・トヨトミ」や「のぼうの城」など、映画原作が多く見受けられます。

さらに、「これからの「正義」の話をしよう―いまを生き延びるための哲学」や「伝える力-「話す」「書く」「聞く」能力が仕事を変える!」といったヒット作もランキングに顔を出しています。


いずれにせよ、まだ電子書籍初のヒット作が生まれていないあたり、電子書籍は選択肢の1つでしかないのかもしれません。

今後の各電子書店や出版社の動きに、注目してきたいですね。

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