2011年9月30日

時代の流れをがっちりつかんだ外国人社長

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先日、中国政府関係者の会合の際に「中国ではいろんな国の車が販売されていますが、購入するならどこの国の車にしますか?」と聞いてみたところ、口をそろえて「日本」とおっしゃいました。

理由を尋ねてみると「日本車はコンパクトなので、体のサイズに合うから」ということでした。
明らかに「大きいことはいいことだ」という時代は終わりました。
一億総中流と言われた時代は、中流より少し上の暮らしをすることがステータスだったでしょう。
大きい車、大きい家などはそれを示せるモノでもありました。

ですが、いまの時代は違います。
いったいどのように変化しているのでしょうか?

いまは高齢社会になって老夫婦2人だけで生活をしたり、「おひとり様」と呼ばれる40代シングル層が増えたりしている時代。「大きい」というのは意味を持たなくなりつつあります。
自分たちの生活にフィットしたものを求める傾向があり、しかも安物ではなくできるだけ高級感のあるものを使うことで精神的な満足感を得たいという傾向が強まっているようです。

以前は、小さなBMWを見かけるとなんだかBMWのニセモノのような気がしましたが、最近は逆にオシャレに見えるから不思議です。知らず知らずのうちに周囲の環境に影響されているのかもしれません。

そんなBMWの輸入を手がけるビー・エム・ダブリューの社長のヘスス・コルドバさんは、いまがコンパクトなものへの転換点でありしかも今後10年以上はその傾向が続くと見ています。

BMWが投入した「1シリーズ」は「当初予想の2倍以上のペース」で売れていたそうです。
車のサイズからすると国産車より割高な価格設定をしていますが、小さいのに高価格で、しかもかなり売れているということを考えても現代人が求めているものの象徴なのかもしれません。

今年も過去最高の販売目標を立てており、コルドバさんは外国人社長でありながら日本人の心をがっちりつかんだと確信しているようです。


さて、私たちが商品を企画するにあたっては、当然ながら価格をいくらにするかが大きなポイントになります。どうしても、つい安く設定してしまう傾向はないでしょうか。
高くて商品が悪いというのは最悪ですが、それなりの価値さえ提供できれば高い方を買うという人は必ずいます。しかも、そういう人がいまの時代、増えているのです。

ターゲットを富裕層、あるいは小金持ちに設定してみませんか。
そして、テストマーケティングを行いつつ手にした人が感動するような商品を作るようにしましょう。
本当にそういう商品なら、高くても売れるはずですから。
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