2011年10月13日

ヤフー、電子書籍に本格参入 「Yahoo!ブックストア」を今冬にもオープン

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ヤフーは10月7日、「CEATEC JAPAN 2011」の会場で「Yahoo! JAPAN Day」を開催しました。
ここではスマートフォンを中心とした新デバイスが数多く登場する中、Yahoo! JAPANがどのように向き合う考えなのかを紹介するこの場で、電子書籍配信サービス「Yahoo!ブックストア」を今冬にも開始することが明らかになりました。
国内最大手ポータルサイトの参入により、国内電子書籍市場の活性化が期待されますね。

今回は「Yahoo!ブックストア」について発表された情報をご紹介します。

ヤフーの電子書籍ビジネスとしては、漫画を中心に取り扱ってきた「Yahoo!コミック」がすでに存在していますが、これをリニューアルする形で一般書籍なども取り扱う総合電子書籍ストアへと移行します。
ラインアップは、ほかの大手電子書籍ストアとほぼ同等の3万冊超での開始を目指すとのことです。
同社はYahoo!コミックの累積利用者数を約300万人としており、これらのユーザーがYahoo!ブックストアの潜在ユーザーとなりますね。

もちろん、電子書籍ビジネス単体では採算性が不安視されるのは、これまで多く登場した電子書籍ストアなどを見ても明らか。
そのため、「Yahoo!ショッピング」「Yahoo!オークション」など自社で提供するサービスとのシナジーを高めていくことで全体のビジネスを拡大したい考えのようです。


「Yahoo!ブックストア」で重視するのは、オープン性やソーシャル連携。
PCだけでなくiOS、Androidなどにも対応するほか、フォーマットにはEPUBを全面的に採用するとのことです。

サービスの機軸としては、書籍表現の追求とサービス連携の2軸を計画。
前者は、EPUB 3.0で可能になった縦書きやルビなどの表現を、商業コンテンツとして課金に見合う品質で提供していくために出版社と協議しながら進めていきます。

後者のサービス連携にはソーシャル連携なども含まれますが、2012年4月をめどに対応を予定する「クラウド書庫」が特に注目です。
これは、オンラインストレージとして「Yahoo!ボックス」との連携が図られる予定。

Yahoo!ボックスは、「Yahoo!フォト」と「Yahoo!ブリーフケース」を統合したオンラインストレージサービス。
Yahoo! JAPAN IDを持ってれば5Gバイトが無料で、有料のYahoo!プレミアム会員やYahoo! BB会員だと50Gバイトが利用が可能となっています。
このYahoo!ボックスに購入した電子書籍データを置き、どの端末からでもアクセスできるようにするという構想です。


全体的には、GoogleやAmazon、Appleなどがそうしているように、プラットフォームとしての立ち位置から、単なる書籍の販売だけにとどまらず、ポータルの強みを生かしたい考えのようですね。
さらに、Yahoo!プレミアム会員向けの特典やポイントサービスなど、Yahoo! JAPANで提供されるほかのサービスと組み合わせることで、総合的な満足感をユーザーに与えるのが狙いでしょう。
ブランドの認知度と、そのユーザー数などを考えれば、短期間で国内屈指の電子書籍ストアに成長していく可能性は高く、サービスインた待たれますね。
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