2012年4月29日

2010年度の電子書籍市場規模は670億円、前年度比6.3%の増加

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矢野経済研究所は18日、電子書籍市場の調査結果を公表しました。
調査期間は2011年11月~2012年3月で、国内出版社、印刷会社、出版取次会社等約70社からヒアリングを行いました。

それによると、2010年度の電子書籍市場規模は、670億円(前年度比6.3%増)。
iPad発売を契機に多くの電子書籍コンテンツが商品化されたが、電子書籍市場はまだ立ち上がりの段階といえます。

2011年度は引き続き、電子書籍コンテンツのラインアップが強化され、電子書籍市場は堅調に拡大すると予測し、2011年度の同市場規模は723億円(同7.9%増)となる見込みとのこと。


この調査では、現在の電子書籍市場はモバイル向けのコミックが市場の大半を占めている状況であり、紙版の書籍との関係で、価格的なメリットも打ち出しきれていないため、日本の電子書籍市場は期待されたほどの急拡大とはなっていない、と考察されています。
ただし、2012年中には、米国Amazonの日本の電子書籍市場への本格進出が予定され、これらをきっかけに日本の電子書籍コンテンツは、今後2~3年で大幅に拡充。
その結果、2014年度の電子書籍市場規模は、1,197億円(前年度比10.6%増)、2015年度の同市場規模は1,500億円(同25.3%増)になると予測しています。

その要因として、外資参入を呼び水とするコンテンツの拡充、軽量化など電子書籍リーダーが一層使い易くなることなどが挙げられており、2015年度頃には文芸書をはじめとした書籍の市場規模が、コミックの市場規模を上回るものとみられています。
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