「iOS 5.1.1」公開、SafariとWebKitの脆弱性を修正、URL偽装などの恐れ

Appleは先日、iOSの最新アップデートとなる「iOS 5.1.1」を公開しました。
対象は、iPhone 4S/4/3GS、iPad 2/iPad、iPod touch(第4・第3世代)です。
今回のおもな修正点は、次のとおりです。
・Safariで1項目
・WebKitで2項目
Safariの脆弱性は、ロケーションバーに表示するURLを偽装できるというもの。
WebKitは、細工をした悪意のあるサイトを訪問することで、クロスサイトスクリプティング(XSS)が発生する恐れのある脆弱性と、メモリ破壊により予期せずにアプリが終了したり、任意のコードを実行される恐れのある脆弱性を修正しました。
iOS 5.1.1ではこのほか、一定の状況下でビデオのAirPlay再生に影響を及ぼす問題、新しいiPad(第3世代iPad)で2G/3Gネットワーク切り替えができない問題。
iMessageで絵文字が正しく表示されない問題などのバグ修正や、"画面をロック"ショートカットを使用して撮影される写真にHDRオプションを使用する際の信頼性向上。
Safariブックマークとリーディングリストの同期の信頼性などが変更されています。
画面の仕様などの大きな変化はありませんが、細かな部分が修正されていますので、iOS5.0以上をお使いの方はアップデートしておくとよいですね。
